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ナンシー関のいた17年

NHKのオンデマンドで「ナンシー関のいた17年」を見ました。(もとはBSプレミアムで放送)

ナンシー関さんを演じた、メイプル超合金の安藤なつさん、よかったです。
姿、形が懐かしい感じでした。

これから、ネタバレになる可能性があるので、ないようをしりたくないかたはさけてください。














妹さんの目線を中心にドラマが進みます。
ドラマとナンシーさんとかかわりがあった方々のインタビューで構成されていました。
変に泣かせに行くこともなく、かといってドライになりすぎないいい感じでした。
ナンシーさんと敵対関係といっていいデーブ・スペクター氏も出ていましたが、ナンシーさんに好意を示していたり、理解を示している人だけでなく、全く理解ができていない人が出ているのも、このドラマが「センチメンタル」になりすぎない要因となっていると思います。
また、本の編集者の方にナンシーさんの熱烈なファンの方がいて、その方の熱意も印象に残りました。
また、その編集者さんのおかげで(もちろん、他の方もですが)いろんな本が読めたことに感謝したいと思いました。

私のナンシーさんの思い出は、広島のPARCOで行われたナンシー関展にも行ったことです。
まだ、ナンシーさんが存命していた時期だったと思います。
結局、グッズは買わなかったですが…。

また、雑誌の連載も載っていれば読んでいました。
文春での彼女の最後の連載を読みました。
まさか辻仁成さんの話題で最後になるとは思いませんでした。

今でもナンシーさんが渇望されているのは、彼女のブレなさ、文章の面白さ、そして消しゴム版画のイラストとコメントの秀逸さですね。
彼女のテレビで人の表情を観察し、それに対していろいろ感じ、その思いを表現できる、また、どの文章を読んでも無駄な文章が一つもないところがすごかったです。
だからこそ、彼女は命を削ったのではないか、そう思わないと落ち着かないくらい、彼女の才能は素晴らしかったです。
ほんとに「ストイック」なイメージですね。

私たち一般人のテレビ視聴者の違和感を解消し、一つに指針の示してくれた人です。
彼女がいなくなり、テレビを見ていてのモヤモヤが解消されなくて、残念です。

あと、ドラマのインタビューに、えのきどいちろうさんが出てほしかったですね。
まあ、些細なケンカで離れてしまったこともあり、出づらかったのかもしれませんが…。

オンデマンドでは2014年12月28日までが期限だそうで、もう、1日くらいしかありません。
地上波での放送もあればいいのになあ、と思いました。

文章が散らかっていてすみません。
それでは…。