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私情、千原兄弟がトップの頃の心斎橋筋2丁目劇場の思い出 2017.Ver Part.7

私情、千原兄弟がトップの頃の心斎橋筋2丁目劇場の思い出 Part.7(2007年9月8日)

今回はザ・プラン9のリーダーであり、脚本も担当しているお~い!久馬さん(大阪NSC10期生)のことを中心に書きたいと思います。

今はザ・プラン9という、「コントと演劇の間」という感じの本公演やコント、漫才もするという5人組でしたが、現在は鈴木つかささん(大阪NSC12期生)となだぎ武さん(大阪NSC8期生)がぬけて、トリオになっています。久馬さんは中心人物であり、プラン9自体は、今まで、吉本のファン層にはなかった、演劇系のファンが気にするようになった、という貴重な存在です。
今までの吉本ではラーメンズバナナマンなどのファン層を得ることは想像できませんでしたが、プラン9プラン9自体の個性も含めて、そんな感じのファン層の方々も気にかける存在となっていると思います。

久馬さんはシェイクダウンというコンビを組んでいました。
シェイクダウンは漫才、コントをどちらもやるコンビでした。
相方だった方は残念ながら引退されましたが、ツッコミのうまい人で、ダウンタウンの浜田さんにツッコミ方が似ているとは言われていましたが、本人の味もちゃんと出ていて、いいツッコミをされる芸人さんでした。
シェイクダウンというコンビ自体は地味なコンビでした。
当時の久馬さんは今の、いい意味でなんとも言えない雰囲気の人、という感じではなく、弱弱しい印象のボケをされている方でした。
当時からネタは久馬さんのほうが書いていました。
漫才にしてもコントにしても「オチがきれい」と言われていました。
それがシェイクダウンの弱い印象、地味な印象を与えるコンビでした。
ただ、たたずまいは良く、画家の田伏勉さんの絵のモデルになったこともありました。

その後、活動自体は平行線を漂う感じで続けていましたが、久馬さんが漫才を続けることに行き詰っていて、新しいことを始めたいと思い、当初はシェイクダウンに人数を増やして続けていこうと思ったのですが、相方だった方が人数を増やすことに反対し、解散することになりました。
当時、解散の関して、千原兄弟に相談を持ちかけたこともあったそうですが、当時、千原も余裕がなく、相談に乗れなかった、という話も聞きます。
(私が持っているホームページの中の「過去の「お笑いについてのコラム」」の中で、シェイクダウンの解散についての少しニュアンスの違うことを書いたことがありましたが、今回は久馬さんのブログの2007年7月25日のを読んで、こちらのニュアンスのことを書きました)

その後、ザ・プラン9という、当時、トリオとしてをスタートします。当時は久馬さん、鈴木つかささん、、浅越ゴエさん(大阪NSC16期生)というメンバーでした。
私はトリオ時代も少し見ていましたが、当時の3人には以前のコンビのイメージもあり、素直に見ることができませんでした。
違和感は感じていましたが、中心人物である、久馬さんの「新しいことをやりたい」という意欲は感じました。
その後、現在の5人にメンバーが増え、今に至ります。
シェイクダウンのときは「オチがきれい」ということが地味な印象を与える原因になっていたと思うのですが、現在はそれが脚本に生きているような気がします。
現在のスタイルになることによって、久馬さんは正当な評価がされるようになったと思います。
また、吉本新喜劇の脚本など、作家としても活躍されています。